ペコリーノ
ここではハードチーズのひとつ「ペコリーノ」について解説しています。
ペコリーノ |
ペコリーノは、羊乳を原料として作られているハードチーズ。 イタリアの中部から南部にかけて主流とされる羊乳製のチーズです。 雌羊のことをイタリア語で「ペコーラ(pecora)」と呼ぶ事から、この名前がついたとされます。 原地では、紀元前のローマ帝国の時代から食べられてきたと言われる最古のチーズのひとつ。 当時、ローマ軍遠征兵士の携行食として食べられていたとされ保存性がとても高く、そのため塩分が強いのが特徴です。 遠征とともにペコリーノチーズはキリスト教の修道院へと伝わり、ヨーロッパ各地へと広がっていきました。
ペコリーノは「トスカーノ (Pecorino Toscano)」と「ロマーノ (Pecorino Romano)」の2種類に大きく分類されます。 トスカーナ地方原産のトスカーノは、ロマーノほどの塩気はなくマイルドでそのままでも十分食べられます。 【ペコリーノの特徴】
・表面は白っぽく、内側は黄色がかった色味。 |
<ペコリーノの美味しい食べ方> ・比較的マイルドな「ペコリーノ・トスカーノ」は、そのままワインや日本酒のお供に。 |