マオン
ここではセミハードチーズのひとつ「マオン」について解説しています。
マオン |
スペインイベリア半島の東に位置する地中海の小さな島「メノルカ島」。有数のリゾート地として知られ、またマヨネーズの発祥地としてその語源ともなったこの地に伝わる伝統的なチーズがマオンです。地名を取って別名「マオン・メノルカ」とも呼ばれています。 スペインのチーズと言えば、羊乳や山羊乳から作られるチーズが主流ですが、このマオンは牛乳が使われています。 温暖で雨量が多い恵まれた気候で酪農に最適な環境から、昔から牧畜が盛んに行われてきました。マオンの歴史もとても古く、その歴史は13世紀までさかのぼるとされています。かつて地中海貿易が盛んに行われていた港「マオン港」がその名前の由来です。 マオンは、メノルカ島の土地柄、牛たちが食べる牧草が海風にさらされているため、ほのかに塩気も効いているのが特徴。 表皮の濃いオレンジ色のような赤褐色は、オイルとパプリカを加えて熟成させる伝統的な製法からです。 【マオンの特徴】 ・濃厚なコクとしっとりとした食感。 ・わずかな酸味と、ほのかに塩気。 ・オイルとパプリカを加えて熟成させるので脂っぽさを帯びている。 ・熟成の進んだものには、ピリッとした辛さも。 ・表皮の色は濃いオレンジ色のような赤褐色。 ・内側は明るいクリーム色。 |
<マオンの美味しい食べ方> ・辛口の白/赤ワイン、日本酒などのお供に。
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